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ペリメニの商品名にイタリア大使館から苦情 - pelmeenid

 エストニアの東ヴィル県 (Ida-Virumaa) の業者が製造したペリメニ (ロシア風水餃子) の商品名「マフィア」に対して,イタリア大使館がエストニア外務省に抗議したそうである。

 記事: Itaalia saatkond kaebas Eesti pelmeenitootja peale (Tarbija24 2009/09/30)

 映像でみると,パッケージには,シチリア島の地図とピストルの絵が印刷され,イタリア風ペリメニと書かれている。

 業者側は,ユーモアだからイタリア人なら笑って済ませてくれるはずと主張するが,イタリア大使は,とんでもないとの談話。商品名そのものがエストニアの法律に違反するわけではないが,エストニア消費者庁 (Tarbijakaitseamet) は,今回のような苦情があった場合には,業者に対する指導をすることもあるとして,商品名の変更を業者に勧告したという。当事者たちは,事態の解決のために来週にも話し合いをもつことになったという。

 私の偏見かもしれないが,この話を聞いたとき,すぐに,この「ユーモア」のセンスはロシア人のもので,エストニア人の感覚ではないと思った。実際,社長は,テレビのインタビューに臆することなく,ロシア語で答えている。

 うまく切り抜ければ,この業者にとって,全国ネットのテレビでの商品の宣伝料が思いがけずタダになるわけだが,最悪の場合は,商品の回収もあり得るだろうから,たいへん高く付いた「ジョーク」になる可能性が高い。

 この記事に対する読者のコメントの中に,ペリメニが中国起源であることを指摘したものがあった。ロシア中に広まっている食べ物で,ロシア料理と見なされているが,考えてみるとパスタの親戚だから,「マフィア」という名前でなかったら,イタリア風ペリメニというコピーは決して悪くない思いつきだと私は思う。

ペリメニ
Pelmeenid. Pilt on illustratiivne.

Mafia_pelmeenid


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