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エストニアの児童文学の日本語訳

 来年,エストニアは「読書の年」ということで,われわれも何か日本語に訳してはどうだろう,という話が日本人のエストニア語関係者(約3人!)の間で内輪でおこっています。翻訳を専門にしていない者ばかりなので実現するかどうか,あてにはなりませんが。

 難しい文学作品としては,先年亡くなったヤーン・クロス (Jaan Kross, 1920 – 2007) の小説が2つ訳されている(英語訳とロシア語訳からの重訳) ほか,ヤーン・カプリンスキ (Jaan Kaplinski) の詩の翻訳が出ていますが,もっとひろく知ってもらうためには児童文学がいいのではないか,というようなことをメールで話し合っています。もっとも,どこかの出版社がすぐに興味を持ってくれるということはなさそうなので,万一,翻訳ができあがった場合は,ネットで発表するということになるでしょう。

 参考までに,児童文学としては,ロシア語からの重訳で「モーラばあさんの超能力」(アイノ・ペルビク Aino Pervik; 大日本図書, 1991) があり,今でも入手可能なようです。ただ,残念なことに,ネットで調べたかぎりでは,原書がロシア語訳のタイトルになっているほかに,内容の解説からエストニアの児童文学だという情報がまったく抜け落ちています。なお,挿絵を描いた「ワリテル」(Valiter) という怪しげな名前の画家は,先日話題にしたエトカル・ヴァルテル (Edgar Valter, 1929 – 2006) です。エストニアの国立図書館で,生誕80周年の記念の催しが開催される (9月21日) ほどの著名文化人なので,書誌情報のデータベースはぜひ早めに修正してほしいものです。

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